ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
せんべいに慄いた日
2011/03/29
Tue. 02:28
エントランスにある集合ポストの僕のところに、せんべいが2袋つっこんであった。
いったいなにごとか、と慄いた。
間違いなのか、いたずらなのか、好意なのか(もしそうなら手渡しがいいのだけれど)、それともなんらかのメッセージなのか、とにかくそれに触ることすら怖くて、中に入っていたマンションの広告ではさみこむようにしてとった。

(オンマウスで画像が変わります)
マンションの1階に住んでいるおばあさんがいる。
エントランスのドアが自動ロックされるのがことのほか好きらしく、いつも出たり入ったりして遊んでいるので、頻繁に顔をあわせる。
僕はかなり気に入られているようで、挨拶するたびに、一言ふたこと声をかけられる。
素顔で出るときは「おとうさん、これから仕事?たいへんだね、頑張ってね!」と、おとうさんじゃないのに言われる。
そして、マスクをして出かけるときは「これから学校?たいへんだね、頑張ってね!」と学生じゃないのに言われる。
どうやら別の男性として認識されているようで、間違いに気づかせてしまうのもなにかかわいそうなので、話を合わせて、行ってきますと言う。
せんべいはたぶんこのおばあさんかもしれないな。わからないけれど。
友人によるいたずらの可能性も捨てきれないが、かならずその後にウヒヒ的なコンタクトがあるはずなので、それはないかな。
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