fc2ブログ

ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

ぼろぼろ 

2014/12/30
Tue. 13:14



ここ一ヶ月で急激に、夜、外でテニスをやると、ネットの向こう側が大きくぼやけ、手元のボールもなんだかぶれて見えるようになってしまった。これはだいぶ乱視が出ているなあ、一時的なものならいいなあと思って、だましだましやっていたが一向に元に戻る気配が無く、今年最後の試合の前日に、こんな状況ではパートナーに申し訳ないということで、あわてて眼鏡をつくりに行った。
レンズを通してみる世界はとてもクリアだ。

試合はナイトゲーム、6チームによるリーグ戦だった。
照明が暗く、ボールの見づらさで有名なクラブだ。数時間前まで降っていた雨で、クレーコートは重い。
クリアな世界で初戦に臨んだ。うおー、よく見える!だが、慣れていない世界に距離感がまったくつかめずボールが打てない。試合前の練習でけっきょく眼鏡は外してしまった。なんのために買ったんだよ。

初戦2ゲーム目(なんと2ゲーム目だ、試合開始から5分もたっていない)で走り過ぎにより左ハムストを肉離れする。もう今日の試合の行方はこれで決まった。

ボールはどんどん黒くなり、どんどん見えなくなっていく。
最初に書いてしまうが、最終戦までボールが新しくなることは無かった。コートに同化したボールで最後までやっていたのだ。ほとんどいじめである。

3戦目、無理な体勢でラケットを振ったため、右三頭筋が攣る。
とにかく速いボールが見えない。怖い。簡単なボールもラケットに当たらない。ミスが考えられないほど多い。何をやってもうまくいかない。ああだめだ、もう引退しよう。かつてない負のスパイラルに入る。

最終戦を前にして、「いきなり眼に来たからまだ折り合いがついてないだけだよ、そのうち慣れるよ」とパートナーに言われる。そうなんだよな、もうこれからずっとこの眼とつきあっていかなければならないんだよな、眼が見えないってことをミスの免罪符にしているな。と思った。

最後の試合は、とにかく往年のピカソのように眼を見開き、ボールがどのように見えて、そのぶれの中のどこに芯があるかを見つけ、その芯に対してどのように身体を動かしていくかに集中した。多くの情報を取得し、それをどう素早く処理するかにすべてを費やした。
これからはこの計算処理に慣れる、それしかないなと思った。


IMGP1002.jpg


そんなこんなの心も身体もずたずたの年の暮れです。
みなさま良いお年を。(もう一回くらい更新するかもしれません)

 

 

[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

輩たちをなだめることについて 

2010/10/04
Mon. 03:41


試合の前日、友人の引越祝いがあって痛飲してしまった。
たぶん大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、
身体は年齢に、ことのほか忠実らしい。
考えられないほどの二日酔いでコートに立つことになった。
体は冷えた感じなのに、汗がだらだら流れた。
「これ以上無理したらワシら出て行くかんね」
なんて喉の奥で待機している凄味酸味のある輩たちがいて、
それをなだめることが、まず第一にしなければならないことだった。

R0011093.jpg

いつものことですが、もうぜんぜん若くはないことを実感しました。

[edit]

CM: 6
TB: 0

page top

錦織圭、フレンチオープン初戦突破。 

2010/05/25
Tue. 02:48

錦織圭、フレンチオープン初戦突破。





wowowに加入していないので、
http://www.rolandgarros.com/
のライブスコアに表示される数字を食い入るように見つめた。

音声はガスケとマレーの試合実況。錦織やれよ、と思う。

ファイナルセット6ゲーム目のデュースが続いたサービスゲームをキープしたのが大きかった。
映像が観れなくても、スコアが次にカウントされるまでの妙なドキドキ感はけっこう癖になる。

まぁ、勝って良かった・・・。
ライバルといわれていたデルポトロに早く追いついてほしい。
どうなってるか知らないが、とりあえず愛ちゃんは忘れろ。





次はジョコビッチ。
希望的予想  4-6 6-4 6-3 2-6 7-6(4)
悲観的予想A  3-6 7-5 4-6 2-6
悲観的予想B  3-6 2-6 <メディカルタイムアウト> 1-3 肘痛により棄権。

悲観が多いな。

とりあえず、愛ちゃんは忘れろ。

[edit]

CM: 6
TB: 0

page top

静寂の最終日 

2010/02/20
Sat. 23:52

ミックスダブルス最終日。
朝起きた時から何かが違っていた。
その何かを持ったまま(あるいは持たぬまま)試合に入ってしまった。
声を大にして言えないが、
過去の経験から、こういう日は必ず負ける。

敵の応援、ぱっと見、30。
私たちの応援0。
100%アウェイ。
向こうが決めると、大きな拍手。
こっちが決めると、大きな静寂。
パートナーとずっと笑っていた。

大事なポイントでダブルフォルトを一本、
スマッシュを二本ミスした。
これでは絶対勝てない。

「今度から試合ではサングラスをかけてね」って言われた。
「はーい」って言った。





すべてを忘れて、これから朝まで制作に勤しみます。

[edit]

CM: 1
TB: 0

page top

雨と霙と雪と霰ミックス 

2010/02/14
Sun. 03:03

けっこうな雨と霙と雪と霰の中で、横浜市民ミックスダブルスがあった。
こういう日は、無理をするとすぐ怪我につながる。
(パートナーはすでに怪我しているのですが・・・)
「今日は負けるが勝ちだねー」と話しながら、
気負い無く試合に入ったのが良かったのか、
首の皮一枚で、最終日まで残ることができた。
パートナーは、肘の激痛に耐えながらのプレー。
もし私だったら、すでにめそめそしていてもおかしくない。
これからのことを考え、何度も「棄権しよう」と言うが、くじけずに最後まで。
終了してアドレナリンがきれると、ボールすら持てないようだった。
おつかれさまです。
女子は強い!





ちょっと熱っぽい、虚弱な私。

[edit]

CM: 1
TB: 0

page top

2023-11