ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
動的ヒキコモリ
2023/08/13
Sun. 06:15
家で、作品と料理しか作ってない夏休み。
動的ヒキコモリ。
味噌汁の具としての、ピーマンと卵焼きのマリアージュを発見。
溶き卵ではなくて、オリーブオイルで焼いたじゅわじゅわのオムレツ。
ピーマンはヘタもタネも取らずにザク切り。
ぎゅっと甘みを濃縮した半生パイナップルと、ホールのピンクペッパーが思った以上に合う。
イチジクと山椒も相性が良い気がする。
大量に作った新生姜の甘酢漬けをヨーグルトに入れて食べている。
これは個人的風物詩。美味い。

「ザリガニの鳴くところ」がとても良い。
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ぬばたまのバター
2023/08/06
Sun. 23:55
バターを手にいれると、そのバターをどうやって美味しく頂くかという、バター主役のテーマで食が進む。
バターに枕詞をプレゼントしてもいいくらいだ。
ドライフルーツ入りのパンをバターに載せて食べるのが最近の流行り。

1回につき、最大6 x 2 x 2 cmほどの大きさまでで我慢している。
カルピスバターくらいになると、もうちょっと抑える。価格的に。
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あらたなみらい
2023/07/30
Sun. 02:39
市販の濃縮そばつゆを使う時は、いつもミネラルウォーターで割っています。
その日はたまたまミネラルウォーターが切れていて、物は試しにと炭酸水で割ってみました。
まあ、ここを訪れてくださる方は「ああ、またか」の、ワタクシ的な食の実験をしたわけです。
炭酸つゆに、いつもと同じようにわさびを溶いていただきました。

あれですね。ちょっと無い味で、舌には新たな味蕾が誕生し、味覚野の領域に新情報を認知させることに成功した感じです。
わさびではなくて、ゆず、すだちなどの和柑橘を絞ってあげればわりといけるのではないかと。
機会があれば挑戦してみたいと思います。
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どっしりしっとり
2022/11/21
Mon. 02:36
「愛を読むひと」を観た。
いい映画だった。
後半、「ドクトル・ジバゴ」の小説を読む場面がほんの少しだけある。
「そのラム入りのケーキはジバゴのケーキと呼ばれ・・・」
その、ジバゴ・ケーキが気になって、原文を当たってみた。
"even a cake rather like a baba au rhum known as a zhivago bun・・・"
「ババ・オ・ラム」。
調べてみるとブリオッシュ生地にラムを染み込ませた、サヴァランのようなものらしい。
一般的なブリオッシュは、ぱさぱさしすぎてあまり食指が動かないが、しっとりと何かが染み込んでいるなら話は別である。
そんな折、「ロワール」のブランデー・ケーキをいただいた。

木箱から出すのが大変なほど、 どっしり。 しっとり。 としている。
重量の半分はブランデーではないかと思える。

味は絶品だった(何か美味しいものに出会うと「絶品」という言葉しか出ない貧困な表現力)。
生地に含まれるバターと卵黄とブランデーと空気の比率が素晴らしい。
半日で無くなった。
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