ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
鎌倉エポケー
2009/11/29
Sun. 22:13
鎌倉へ。

ここ数日、必要のないことばかり考えていた。
頭の中をからっぽにして、
ぽんと自分を外へ投げ出すのが目的だった。

一度も足を踏み入れたことのない地に行こうとしたが、
新しいものに触れてしまうと目的を果たせずに終わりそうで、
勝手知ったる鎌倉にした。

人波に身をまかせたり、
ひとけのない道をただふらふらと歩いた。

行けば入館する近代美術館も今日はスルー。
(帰ってきてから後悔する)

からっぽにして向き合うはずなのに、
わずかな懐かしさの痕跡を見つけると、
頭の中をいろいろな思いが過ぎった。
俗な私に「無」はむずかしい。

しかし、その雑念のようなものは、
ここ数日のそれとは違っていて、
気持ちを楽にするはたらきがあった。
「無」になる必要なんか全然ない。
自分の中に生じるすべてを受け入れればいい。

夕日の海へと伸びる道は、サンディエゴを思い出させる。
パームツリーがあればなおさら。
行ったことないけど・・・。

波間に浮かぶ人たちは、いま何をみているのだろう。
恋人たちは、いま何をみているのだろう。
彼らを前にして、そんなことを少しのあいだ、思った。

ここ数日、必要のないことばかり考えていた。
頭の中をからっぽにして、
ぽんと自分を外へ投げ出すのが目的だった。

一度も足を踏み入れたことのない地に行こうとしたが、
新しいものに触れてしまうと目的を果たせずに終わりそうで、
勝手知ったる鎌倉にした。

人波に身をまかせたり、
ひとけのない道をただふらふらと歩いた。

行けば入館する近代美術館も今日はスルー。
(帰ってきてから後悔する)

からっぽにして向き合うはずなのに、
わずかな懐かしさの痕跡を見つけると、
頭の中をいろいろな思いが過ぎった。
俗な私に「無」はむずかしい。

しかし、その雑念のようなものは、
ここ数日のそれとは違っていて、
気持ちを楽にするはたらきがあった。
「無」になる必要なんか全然ない。
自分の中に生じるすべてを受け入れればいい。

夕日の海へと伸びる道は、サンディエゴを思い出させる。
パームツリーがあればなおさら。
行ったことないけど・・・。

波間に浮かぶ人たちは、いま何をみているのだろう。
恋人たちは、いま何をみているのだろう。
彼らを前にして、そんなことを少しのあいだ、思った。
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