ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
日本全国津々浦々警察官見本市
2010/10/31
Sun. 00:13
横浜の、みなとみらい21地区周辺は、APECを前にして厳戒態勢が敷かれ、
日本全国から多くの警察官が集まっていて、さながら各都道府県警の見本市のようだ。
みなとみらい21地区へ入り込む道路には検問があって、
怪しいと判断された車はすべて止められ、大雨の中でも厳しいチェックを受けていた。
地下鉄みなとみらい線も例外ではなく、各駅にあらゆる地区からやってきた警察官が配備されていて、
コントラバスなどの大きな楽器ケースを持っている人は必ず「それ何?」と訊かれるらしい。
チェロを持って銀行に入っただけで、警備員の眼がぎろりとするぐらいだからそれは当然なんだけど。
なるほどね、と思ったのは、会場となるパシフィコ横浜を遠望できる、
小高い丘となった人気の無い土地にまで、彼らの眼が鋭く光っていたこと。

原田宗典氏のエッセイにこんなことが書いてあったのを思い出した。
学生時代、各国の重要人物が集まるなにかが東京であったときに、
たまたまビル掃除のアルバイトをやっていて、屋上からホウキで銃を構えるまねごとをしていたら、
すぐに警察が突入してきた。という、たしかこんな笑い話。
(もう十年以上も前に読んだ記憶なので詳細は違うかもです)
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