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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

夕立ち80s 

2015/07/10
Fri. 02:36



びっくりするほど大きな雨粒がテニスコートを叩き、乾いた粉土が煙のように舞い上がった。
僕たちは主将の号令のもと、コートサイドにある大きな杉の木の下に移動し、雨が止むのを待った。
コートは見る間に黒ずんでいき、所々、うっすらと水が浮き始めた。
このまま全面に水たまりができてくれ、と強く思った。水たまりができれば今日の外での練習は終了になる。
一番嫌なのは、中途半端に雨が止んで、浮いた水の除去、コート整備の後、また練習というパターンだった。
一年で、この遠征に参加しているのは僕だけだった。雨後のコート整備ともなれば、文字通り泥だらけになりながら、驚異的なスピードで、馬車馬のように働かなければならない。先輩はもちろん手伝ってくれるが、一年生の本分というのがあって、それを完璧に務めなければならない。それも一人で。
まじめんどくさいから、カミナリ誰かに落ちないかなあと思った。
いなくなってもあまり戦力に影響のない先輩に落ちないかなあと思った。


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2015-07