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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

諦観人、歩く 

2016/01/19
Tue. 03:15



未明まで降っていた雪は雨に変わっていた。
かなりまとまった雨で、積もった雪が融け、道は大根おろしをぶちまけたようになっていた。
やっぱり電車で行こう。とても小一時間も歩いて仕事場に行く気にはなれない。

駅には人が溢れていた。こんな光景を見るのは初めてだ。入場制限がかけられているらしく、捌けるのに2、3時間くらいかかるのではないかと思えるほどの人混みだった。みな一様に携帯やスマートフォンをいじっているのは一緒だが、漂わせている雰囲気は違っていて、殺気立っている人、非日常を楽しんでいるように見える人、そして無表情の人に大別できた。そしてその無表情の人たちは更に細かくおそらく四種に分類できるのではないかと思った。天命に委ねる人、諦観を持つ人、絶望に至った人、そして本当の無感情の人。
僕は無表情の諦観人となって、駅を離れ、仕事場へ続く道に歩を進めた。



IMGP6153.jpg



通行する車に、これでもかというほど大根おろしを浴びさせられました。
よく頑張ったと思います。

 

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2016-01