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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

ケニア 

2016/07/08
Fri. 04:40




ここに何度か登場している、世界中を飛びまわる知人から久しぶりの絵葉書が届いた。
ケニアからの便りだった。
フラミンゴで有名だというナクル湖に、今年はフラミンゴが一羽も来ていないそうで、それをとても嘆いていた。



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ケニアというと思い出す人がいる。
中学一年のときの担任で、二年に上がる時に、国際教育隊だかなんだかでケニアに行ってしまった数学の先生だ。
宿題を忘れた生徒に体罰を与えることで恐れられていた(あの時代は「体罰」なんて「給食」と同じくらい日常だった)。
その体罰とは、黒板用のどでかい木製の直角三角定規を水平にしてフルスイングで尻を打つというもので、被打した生徒の尻には、左右の柔肉を横断する青痣が一直線に走った。
こんな話だけ聞くとただの暴力教師だが、先生の周りには常に笑いがあり、多くの生徒に慕われていた。

ケニアに行った年に、その先生からクラス宛に手紙が届き、教室の掲示板にはりだされた。
自然の雄大さとか、生活のたいへんさとかが書かれていたと思う。
そして最後の方に、奥さんとの間に一男をもうけ、名前を「けんや」(漢字で書かれていたと思いますが忘れました)にしたと、ついでのように記されていた。
どう考えてもKENYAの綴りをそのまま名前にもってきたのは明白で、なんて安易なネーミングなんだ、と仲間たちと笑いあったのだったが、女子たちが、いい名前だねえ!なんて言っているのを聞いて、だよな、いい名前だよな、国を背負ってるんだもんな!とすぐに前言を翻し、うんうんと頷いたのだった。


気になって某SNSで調べてみたら、おそらくこの人だろうという方が見つかりました。
生まれた年も合致し、顔も気持ち悪いほどお父さんそっくりです。現在の居住地も理解できます。
ただ出生地がケニアでないのが気がかりですが、たぶんそれは封印しているのではないかと。ケニア生まれは秘密なのではないかと。なぜかはしらんけど。国を背負うのは重すぎたか。

 

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2016-07