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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

コンステレーション 

2016/08/29
Mon. 03:55



師の書を観に「読売書法展」へ。
観に来ている人に若者がちらほらといた。そういえば受付も若者だった。
私が歳をとっただけなのかもしれない。

人気のまったく無いエリアで、出口はどちらですかと大汗をかいたご婦人に訊ねられた。
会場が広すぎるということもあり、遭難一歩手前というふうに見えた。



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たとえば漢字が多数敷き詰められた書物があるとする。
そこに書かれたひとつひとつの漢字をまったく意味を持たないただの線の構築物と考える。
それらひとつひとつの構築物は、バランス(縦横斜の比率や各線の長さ)や明暗(画数が少なければ明るい逆に多ければ暗いなど)によって性格が生まれる。
その各々の性格をもった構築物は、別の構築物と相性が良かったり悪かったりする。
全体を俯瞰し、相性の良い物同士を線で結んでいく。
その線で結んだかたちに意味を見つける。夜空にある星々を繋いで星座をつくるように。
結んだかたちに意味を見つけたら、線の構築物に過ぎなかった漢字にもう一度もとの意味を与える。
結んだかたちの意味と、漢字の意味の中に関連性を見つけ、そこにまた意味を探す。




 

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2016-08