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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

宿題 

2016/09/29
Thu. 02:31



「君の名は。」という映画が気になっている。
行った人たちに感想を聞くと、申し合わせたように絶賛ばかりで、そこまで言うのなら行くのもやぶさかではないと思ったのだった。
実は、私はこの新海誠監督の過去の作品はおそらくすべてを観ている(無論DVDで)。
彼の映像の美しさは知っているし、物語に胸に迫る箇所があることも知っている。今回もその評判の高さから過去を凌駕する出来映えであるのは間違いないだろう。
では何故行くのを躊躇していたのか。
それは、映画館でこの作品を観ている私。という状況にすさまじい違和感を覚えたのだ。
誰か知り合いが隣にいたとしても、自分が周囲に馴染んで鑑賞している姿がどうしても想像できない。
これはまずいと思った。私はこんなに歳をとってしまっていたのか・・・。
仕方がない。
小説を読むことで溜飲を下げた。
DVDが出てからにしよう。



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小説を読んだことを観た人たちに話すと、あー、観る前に読んじゃったんですか。とか、だめじゃないですか!などという極めて否定的な発言が多く、逆にこれから一ヶ月の間にちゃんと観ることという宿題を与えられてしまった。
そして、その映画にインスパイアされた作品をひとつ制作しなければならない。
観ることが仕事になった。そう考えれば宿題はすんなり済みそうだ。


まあ、聞くと、「君の名は。」を上映している映画館に来ているおじさんはびっくりするほど多いらしい。



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2016-09