ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
絞め殺すウルトラ植物
2016/09/07
Wed. 04:58
「ウルトラ植物博覧会」に今年も。
まず、植物たちの居る器がとても良い。説明文もあいかわらずエスプリが利いていて楽しめる。
写真のガジュマルはこんな説明がなされている(これはそれほどエスプリが利いてないが)。
「” 絞め殺しの木 ”と呼ばれる一方で、風水上では幸せを運ぶ木として重宝される、ふたつの顔をもつガジュマル。こうみえてイチジクの仲間で、鳥などに実を食べてもらい種を運んでもらうことで分布を広げる。糞と一緒に運ばれた種は他の樹木や岩などに落ちても発芽・繁殖し、ついにはその対象物までを絞め殺してしまう、まさに生命力の固まりである。沖縄ではキジムナーが宿っていると言われる。」
(ウルトラ植物博覧会2016・植物図鑑より)

我が家にもガジュマルがあって、剪定で伐った枝を幾度となく花瓶や鉢に移し替えたりしたが、100%確実に根を生やす。枯れた例がない。
そしてどんな雑な育て方をしても、その驚異的な生命力で、ぐんぐんと大きくなっていく。
残念なのは、伐った枝から育った根は、”元”のような、太いぐねぐねとした”絞め殺しの木”にふさわしいものにならないこと。元の根がのたうつ大蛇だとするなら、挿し木は糸ミミズのような感じだ。
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