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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ



承前


「明治禁断のアップルパイの中身だけ」が出た時に真っ先に買った。
パイ皮のない、アップルパイの中身の、あのとろとろとしてしゃきしゃきとしたリンゴの食感と芳醇な甘さが私の口の中で魅惑的に広がっていくことを夢見てのものだった。
だが、パッケージを開けた瞬間、その期待は崩れ去った。
これはただのゼリーではないのか。
スプーンで口に運んでみても、その落胆は回復することなく、むしろ更に深い底へと向かって落ちていった。
これはいかんと思った。

ということであまり繋がりは感じられないが、余ったマロンピューレを使って、「禁断のモンブランの表層だけ」を作ろうと思ったのだ。
まあ簡単に言うとただのマロンクリーム。



IMG_0778.jpg



年齢的に甘さは控えめにしなければならない。
またできるだけコストは抑えなければならない。
この二つを守り、本当に簡単に、生クリームと常備してあるキビ糖をほんの少し加えただけ。
市販のモンブランの表層のリッチさには遠く及ばないものだった。
もしこれを「禁断のモンブランの表層」だよ、と誰かに食べさせたら、大きく落胆するに違いない。
マロンクリームと言うのも烏滸がましいものだったかもしれない。


画像のクリームの盛りが雑なのは、モンブランのクリーム部が表層雪崩を起こし、平地で滞った感じをイメージしてのもの。
ただのやっつけ盛りとも言う。
これで全体の5分の1ほど。皿は小さい。




 

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2019-02