ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
ムカシキカイ
2013/09/11
Wed. 02:27
インターフォンの取替工事があった。
最近あまり見かけない受話器を取る型のインターフォンだった。
接触が悪いのか、たまに解錠できなかったり、雑音ばかりで人の声がうっすらとしか聞こえない程度の音声だったり、受話器の本体への引っ掛かりが甘いのですぐに滑って落ち、ぐるぐると渦巻くコードで床への衝突をぎりぎりでまぬがれ、伸びたり縮んだりしてぷらんぷらんしている姿だったり、そんなどうしようもないムカシ装置的なところに愛着をもっていた。
新しいインターフォンはカメラ付きだ、ということをいつの間にか勝手に思っていて毫ほども疑わずにいたのだが、ぜんぜんそんなことはなくて、ただハンズフリーになっただけの何の面白みもないものだった、なんてことを書くと、機嫌を損ねてうんともすんとも言わなくなると困るので、もうおしまい。

まあ、カメラ付きだったからと言って、そんなに人が来るわけではないので、無用の長物になるに違いないのですが。
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