ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
原典
2014/08/07
Thu. 04:40
ある外国の言葉で書かれた本があって、訳者がそれを訳す。
たとえばその本の登場人物の思考や言動(特に感性とか哲学とかからくるもの)を、その訳者の経験に基づく理解力、演繹力、想像力では、作者が意図するように訳せなかった場合、原典と訳本との間にニュアンスの違いが生まれる。
一場面、一場面の違いは小さなものかもしれないが、一冊の書物として読了したとき、その登場人物は、原典から大きく懸け離れた性格をもって読者の中にかたちづくられる。

原典にあたること。
自分の目で見ること。
[edit]
この記事に対するコメント
トラックバック
| h o m e |