fc2ブログ

ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

托卵的託本 

2016/07/30
Sat. 03:42




考えてみれば、雑誌以外の本を古紙回収に出すというのは初めての経験だ。
書籍を捨てるという行為はきわめて重大な背任行為なのでは、と、いまになって思えてきた。
前回の引越しで大量の蔵書を処分したが、それは有隣堂の古本買取であったし、大昔にさかのぼるが、学生時代に使った専門書などは、紙袋に入れて古書店の軒先に深夜に置いてくるという、古き良き風習にしたがったものだった。
それらの本は、必要な方はご自由に持って行っていいという店先のワゴンに入れられ、次に拾ってくれる人が現れるのを待つのだ。なかなか良いシステムだった。
どこか古本屋を見つけてその托卵ならぬ託本をするか、オークションで買取手を探した方がよかったかな、といまになって思う。



IMGP2634.jpg



この一方通行の標識が持つ曲線は、後ろの建物に合わせてしてあるのか。だとしたらいったい誰が。


 


[edit]

CM: 0
TB: 0

page top

この記事に対するコメント

page top

コメントの投稿

Secret

page top

トラックバック

page top

2023-11