ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
晴れの女神よいずこ
2016/08/23
Tue. 03:37
なぜ、大切な日に私は雨を降らせるばかりでなく、台風まで呼んでしまうのか。それも三つも。
自分が被害を被るだけならまだしも、人にまで多大な迷惑をかけてしまうのはいたたまれない。
雨将軍の鎧は脱ぎ捨てたのではなかったのか、と自問するものの、天候を見る限り首肯できず、自嘲に終わる。
自然の脅威に策など講じられるわけもなく、うなだれたまま、早い快方を祈るばかりだった。
だが祈れば祈るほど台風の足は鈍った。

自分はつくづくばかだなあと強く思うときが年に何回かある。
我が想像力の稚拙さよ。そしてあとから気づく未熟さよ。
世の人たちは自己嫌悪という扱いづらいものをどうやって心の中で消化しているのか。
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