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ASHINO KOICHI +plus

彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ

欠落 

2016/09/11
Sun. 21:08



ひとつの作品を完成させる度についてくる大きな魔障のようなものがあります。
それは、その作品が完璧ではないということを自分で受け入れなければならないということです。
これはものすごくつらいことでもあるのですが、次の作品を生み出すための強い核のひとつにもなっています。
完璧ではない作品に向き合うことを恐れて、作品にいつまでも手を入れ続ける作家もいると聞いたことがあります。
不完全な状態で居続けることは、時と場合によってはプラスにはたらくこともあるでしょうが、多くはその不完全さに呑み込まれてしまい、抜け出すことが不可能になってしまうようです。
自分の生んだ完璧ではないものに、多く向き合えば向き合うほど、その、必ず生じる欠落の、種類とか質のようなものが徐々に変わっていきます。
その欠落の変化こそ、成長ということなのだと思います。



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企画展、終了いたしました。
お越し下さったみなさま、ありがとうございました。
またお会いできるといいなあと思っております。


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