ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
われるまくら
2017/07/21
Fri. 05:57
枕が、割れた。
洗濯可能の枕で、何度も洗濯機の底にそっと置いて、ソフトで洗濯している。
寿命だったのだろう。洗濯機から出してみれば、低反発芯材がものの見事にまっぷたつに割れていた。
カバーはそのまま生きているので、持ってみると極厚のブックカバーのようにぱたぱたする。
カバーだけで広辞苑二冊分。
頭を置いてみたが、すとんと嵌ってまったく用をなさない。
頭の横に広辞苑が一冊ずつ耳のように突き出ている様を想像してほしい。
まあ、「チェブラーシカ」と言えばかわいいのかもしれない。

緊急措置として、クッションに詰まっていた細かいビニルパイプを取り出し、袋に小分けして入れ、それらを枕カバーに詰め込んで枕にしている。
ビニールのしゃりしゃりした音が違和感ばかりで何の風情もなく、さらに寝不足へと偏重する。
パスタを買ってくるのを忘れてしまった。
枕に気をとらわれていたせいだ。
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