ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
誰かが見ている
2018/05/19
Sat. 05:07
部屋で作業中、窓の外で誰かがこちらに顔を向けているのを目の端で捉えた。
誰か人待ちでもしているのだろうと、そのときは気にもとめなかった。
ひと段落し、さあお茶でもいれようと立ったとき、さっきの人がまだいるのが視界の隅に入った。
こっちを見ている。
背筋に冷たいものが走った。
不自然にならぬよう気を配り、わずかに視線を移動する。
スーツ姿、男性、笑みを浮かべているかもしれない。
目を合わせてはいけないと思った。
いま私が直面している状況は明らかに狂気が介在している。
絶対に目を合わせてはならない。
いや、ちょっと待て。
すこしおかしい。
いま男の前を自転車で通り過ぎた人と較べると、男はあまりにも小さすぎる。

(ポスター上の文字を消してますが、これです)
ポスターだった。
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