ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
感覚の鋭敏化
2018/10/10
Wed. 05:05
昔々、ヨガの合宿修行に行った友人は、合宿の間中、他の修行僧との会話はおろか、声を発することも禁じられ、生活で出す音も極力最小限に抑えなければならなかった、と語った。
修行は驚くほど長い期間だった。
その友人は、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、すべてを鋭敏化させて生還した。
漠然と私が感じたことではあったが、私のような凡人には理解できないもう一つの感覚も手に入れたようだった。

そのようなことがこの週末に私の身の上に起こったのだった。
三日間、誰とも話さなかった。
共通するのはただ会話をしなかったということだけだが。
凡人の私はただ太っただけだった。
もしかしたらあらゆる感覚が鈍磨したかもしれない。
[edit]
この記事に対するコメント
トラックバック
| h o m e |