ASHINO KOICHI +plus
彩書家・蘆野公一の日々のつれづれ
暑い黒と冷たい黒
2011/10/03
Mon. 03:46
ごく一般的に、黒といえば黒のことで、微妙な違いなど考慮されたり意識されたりすることはあまりない。
ましてやその黒を成り立たせているものに思いをめぐらせることなど皆無ではないかと思う。
「一緒」とか「違いがない」と言われているものでも、その成り立ちにはそれぞれの背景があって、実は対極にある性質を持っていたりする。
それが人と関わりを持つものであるならなおさら。

「ウルトラマリンを加えた黒には熱帯の夜の暑さがあり、プルシャンブルーを加味した方には氷河の冷気がある」
<アンリ・マティス/「画家のノート」より>
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